どんな人が対象?

対象疾患
脳梗塞、脳出血の後遺症で半身が麻痺した状態の方。その他、神経痛、腰痛、頚腕症候群、リウマチ、頚椎捻挫後遺症、パーキンソン病、特定疾患などの患者様やがん末期などで慢性的な疼痛が続く場合など。
また、歩行が困難な方。上記疾患などをお持ちで、ご自身での歩行がつらい方、通院が困難な方、寝たきりの方などが対象となります。
脳梗塞・脳出血後遺症
脳梗塞、脳出血になると、半身が麻痺し、関節などは硬くなってしまいます。何の予防もせずにほっておくと肩関節や肘の関節が固まってしまい脇を開くことができなくなってしまいます。そのようなことがおこらないように予防していく必要があり、マッサージや鍼灸は予防に有効です。
慢性的な痛みやしびれなどがある場合は、その痛みやしびれを低減させる効果があります。今できている動作を継続的にできるように、常に動かしていくことが大切になってきます。
関節痛
加齢により膝の関節などの軟骨がすり減り、骨と骨が当たって痛みがでたり、筋肉に負担がかかり痛みを発生したりすることが多い関節痛ですが、根本の原因は手術でしか改善できません。しかし、対処療法にはなりますが、マッサージや鍼灸で血流の改善をはかることで痛みの原因となる発痛物質や老廃物を回収し、痛みの軽減をはかることは可能です。
実際の改善例【関節痛】はこちら腰痛症
腰椎圧迫骨折や加齢などで腰が曲がってしまい、正しい姿勢が保てなくなることにより、腰部の筋肉に常に負担がかかり、腰部に痛みやだるさがある症状。腰まわりの筋肉をゆるめて上げることによって痛みやだるさは改善されることが多いです。この痛みを改善しないと、家の中で動くことも苦痛になり、足の筋力の低下などで歩けなくなってしまうこともあります。
実際の改善例【腰痛症】はこちら廃用性症候群
健康な人であっても、使わないと筋肉の萎縮、関節の拘縮は意外と速く進行します。安静による筋力低下は、1週目で20%、2週目で40%、3週目で60%にも及びます。この筋力低下を回復させるためには意外に長い時間がかかります。1日間の安静によって生じた体力低下を回復させるためには1週間かかり、1週間の安静により生じた体力低下を回復するには1か月かかるといわれています。このような安静によって生じる臓器の退行性の変化、臨床症状を廃用性症候群といいますが、筋肉や関節だけではなく種々の臓器に生じてきます。
- 筋萎縮
- 関節拘縮
- 褥瘡(床ずれ)
- 廃用性骨萎縮(骨粗鬆症)
- 起立性低血圧
- 精神的合併症
- 括約筋障害(便秘・尿便失禁)
マッサージや鍼灸などにより血流の改善を行うことで、関節をゆるめ曲げ伸ばしが出来るようになると、それに伴って筋肉も動きます。筋肉が動くと、それがポンプになり血流も改善してきます。体の筋肉は動かさないとどんどん固くなっていきます。それを予防し更に動かすことで様々な廃用性症候群の症状を改善することができます。
実際の改善例【廃用性症候群】はこちら治療費・健康保険
治療費について(令和2年12月1日改定)
2術の施術料金(はり、きゅう併用)
<治療費> 初回 349円 2回目以降 164円
<往療費> 230円〜255円(下記表参照)
<診療時間> 1回 約20~25分 ※延長できます。
距 離 | 0〜4km未満 | 4Km以上 |
治療費 | 164円 | 164円 |
往療費 | 230円 | 255円 |
合 計 | 394円 | 419円 |
※ 医療証をお持ちの方は、当院でご利用頂けますのでお申し出ください。
お持ちの内容によりごご負担金額などご説明させていただきます。(ご負担金額などは市町村により異なります)
健康保険について
介護保険とは別で、健康保険が適用されます
介護保険で訪問リハビリなどを受けられていて、デイサービスに行ったり、ヘルパーさんに来て欲しい!でも介護保険の枠が足りない!という方には、医療保険の鍼灸マッサージが最適です。主な対象疾患は下記の通りです。
その他にもこんな症状でお困りの方はいます・・・
- 神経痛
- 頚腕症候群
- むちうち
- パーキンソン病
- 腰痛
- リウマチ
- 脳卒中後遺症
- 関節拘縮・筋麻痺
歩行が困難、自分一人で通院などができない方はぜひ、お問い合わせください
上記の対象疾患を理由に、歩行が困難で、ご自身の力で病院に通えないという方が、当院をご利用いただける方となります。
治療の内容としましては、慢性的な痛みをお持ちの方に、痛みを緩和する鍼灸マッサージ、長期の寝たきりなどで関節が動きにくい方に向けて関節を動きやすくする、関節可動域訓練のリハビリ的なものなど様々です。
お気軽にお問い合わせください!
初診の際に必要な治療を、患者さん、ご家族の方とお話し治療の方向性を決めていきます。保険での治療は週に2度ほど訪問し、1回あたり約20分~25分ほどの時間で行います。
ご利用の流れ・準備するもの
無料体験からご利用の流れ
1
無料体験ご予約
訪問鍼灸マッサージに興味を持ち、体験治療を受けてみたいと思っていただけましたら、まずはお電話をいただき、無料体験の日程予約をします。
【無料体験予約】
予約電話 0120-939-095
フォームからのご予約2
無料体験の実施
ご予約いただいた日時に訪問いたします。無料体験では、現在のお体の調子、過去に患った病気などを問診を行ってから治療内容の説明、ご負担いただく治療費、お支払い方法など当院のシステムについて説明いたします。
ここで現在お悩みの症状や治療に関するご希望その他お困りのことを、ご本人様とご家族のお話をお聞かせください。その後、問診をふまえ約20分の無料体験を受けていただきます。
3
定期的な訪問治療を開始するために医師へ同意書のご依頼
健康保険を使って治療を受けていただくにあたって、医師の同意書が必要になります。基本的には、当院相談員が先生の所に訪問して同意書を書いていただけるかお願いにあがります。
もし、ご本人からどうしても依頼したい場合についてはお申し付けください。同意書などの書類は、当院にて用意いたします。
4
定期的な訪問日の調整
健康保険は同意書の日付から有効となります。同意書を提出していただいてから、訪問日の調整を行います。同意書を発行していただくタイミングで治療の開始する日程が決まります。大学病院・総合病院などの場合は少しお時間がかかることが有りますのでご了承ください。
当日の流れ・準備するもの
【所要時間】
1回約20~25分 初回無料体験は問診を合わせて40分ほどお時間をいただききます。
【ご準備いただく物】
なるべく動きやすい服装でお願いいたします。他は特にご用意いただくものはありません。
※無料体験では下記のことについて質問させていただきますので、当日までにご準備ください。
1. 保険証
保険証を提示していただくことにより患者様の負担額などが確認でき、きちんとした治療費がわかります。その後、保険証のお写真を撮影します。(先にお聞きしていますが、保険証で再度お名前住所生年月日の確認をいたします。)
2. 問診
過去に患ったご病気(既往症)、中でも入院歴など。また、今一番辛い症状や、血圧のことはもちろん心疾患・呼吸器疾患・糖尿病・脳血管障害などが無いか、その他ペースメーカー・ステント・人工関節などについてもお聞かせください。
3. お薬手帳
お薬手帳などで服用しているお薬をお教えください。
4. ご希望
最後に患者様のご希望やご家族様のご希望をお伺いして、それに合わせた治療をスタート。その他、症状に合った治療を提供します。
改善事例
脳梗塞 改善事例

左半身麻痺 80歳 女性
脳梗塞発症後入院、リハビリ病院に転院し、半年間リハビリを行いご自身での立ち上がり動作、歩行が可能でしたが退院後2ヶ月でリハビリ時間減少、変形性膝関節症であったことから歩行が難しくなりました。
歩行訓練が減ったことから麻痺側の足の拘縮が進みつつあったので、関節可動域訓練により関節可動域の確保。それとともに痛みが出ないようにベット上で下肢筋力訓練を行い筋力強化。変形性膝関節症に関しては、本来お灸の効果が高いが煙が出る為、施設内では使用不可。 マッサージで対応し痛みの緩和を行いました。3ヶ月で杖をついて歩行が可能になり、膝の痛みも長く歩いた際に痛みが出るぐらいで、慢性的ではなくなってきました。

左半身麻痺 42歳 男性
左半身麻痺脳梗塞発症後、半年間リハビリ病院で入院。退院後自宅で療養中。ご自分で歩行は可能だが、麻痺側の疼痛が慢性的にある。
治療後はかなり痛みが緩和するので、継続してマッサージや鍼灸治療を行っています。
関節痛 改善事例

変形性膝関節症 88歳 女性
60代から膝の痛みが強く変形があった。年を重ねるごとに痛みは増しているが、この年で手術をうけることも気がすすまないということでご依頼がありました。
膝周りの痛みに対してはマッサージとお灸をおこないました。2ヶ月ぐらいで痛みが軽減し、歩行もしやすくなりました。歩行をして足を動かす様になったので、それまでひどかったむくみも少なくなりました。
腰痛 改善事例

腰痛症 87歳 女性
当院には腰が痛くて動けないということで連絡があり訪問。旦那様の介護の手伝いで腰を痛めた様子。寝返りもできないほど痛みがあり、寝ているところから座位をとるまで2~3分かかっていた。緊急性を要したことと、ご経験があったことから鍼灸治療を行った。
2週間ほどで座位をとるまではかなりスムーズに動けるようになった。その後も痛みは軽減しているが、もともと円背であるため完全に痛みはとれていないので、継続的に治療を行なっています。
廃用性症候群 改善事例

廃用性症候群 92歳 男性
転倒して以来歩行ができなくなり、寝たきり生活。初回訪問時、左足はほとんど筋力がなく曲げ伸ばしができなかった。
ベッド上で筋力訓練を行い、座位の練習を行った。最初は、座位も不安定であったが1ヶ月後には座位も安定し、2ヶ月後にはポータブルでの排便もできるようになった。
その後、座位から立位をとる練習を行い、4ヶ月後には10秒ほど立位保持、8ヶ月後には立位保持90秒×3回ができるように。ご本人様が歩きたいという意欲を今でももたれている点が、回復につながった一番の要因である。
腰椎圧迫骨折 改善事例

腰椎圧迫骨折 86歳 男性
脳梗塞発症後ご自宅で療養。麻痺は強く出ていないが変形性膝関節症により歩行が不安定。
肩~腰のコリも強くその部分のマッサージを行なっていた。
特に何かをしたわけではないが腰部に痛みを感じ、病院での診断で腰椎圧迫骨折ということに。自宅で安静にするようにと病院で言われ当院の治療を一時休止したが、3日間安静にしていると、立位をとるのもやっとになってしまい、再度当院に連絡があった。
週2回の治療を4回に増やし腰部に負担をかけずにできる下肢の訓練を行い、2週間から歩行訓練もはじめ4週間ほどで痛みも消失。
以前と同じように家の中はつたい歩きで移動できるようになられました。その後通常どおり週2回の治療に戻しました。

腰椎圧迫骨折 88歳 女性
家の前を押し車を押して歩いていたところ転倒。腰椎圧迫骨折にて2ヶ月入院。退院後ヘルパーさんと息子さんの協力で自宅療養。腰部と上前腸骨棘に痛みが残り擦るだけでも痛みがあった。
1ヶ月ほどのマッサージで痛みは改善歩行もでき、20分以内の台所仕事ぐらいはご自身でこなせるようになった。
よくあるご質問
Q1.どのような治療をするのですか?
1
リハビリ的な運動療法や鍼灸マッサージなどいろいろな方法を使いますが、基本的には体の血流を改善する治療を行います。人間の体は細胞でできています。細胞に必要な酸素や栄養を正常に届けるためには血流が良いことが必要で、痛みの原因になる老廃物や二酸化炭素を集めて回収するためにも大切です。
この循環が正常に行われないと、老廃物や発痛物質が細胞にとどまったまま栄養や酸素が送られないことになり、細胞の健康な状態が保たれません。筋肉の凝りや痛みはその代表です。血流を改善することで、健康な細胞を保って行くことが健康の源となります。

Q2.治療時の服装は?
2
治療を行うときの服装は、なるべく伸び縮みしやすい素材のものを着ていただくようお願いいたします。無理な場合はいつもどおりの服装でOKです。
Q3.治療時ご家族は?
3
リハビリやマッサージなどの治療中は、ご家族に見ていただいても結構ですし、家事など他の事をしていただいても結構です。患者様のご家族の中にはその間気分転換の為に散歩に出られる方もおられます。
Q4.治療させていただく場所は?
4
場所はどこでも構いません。床でもベッドでも問題ございません。寝室に入られるのは・・・という方には、居間の床に座布団をひいていただいてその上で治療を行っている方もいらっしゃいます。
ただ、マッサージやリハビリを床でしたあと立ち上がるのが難しい方は、ベッドで行った方がいいかもしれません。それもリハビリだと思っていただける場合は、床で行いましょう。ベッドのある部屋が狭くても問題ありませんので、無料体験で訪問した当日にご相談いただければと思います。

Q5.訪問回数は?
5
患者様により個人差はありますが、だいたい週に2~3回訪問しております。無料体験で訪問した際に、リハビリやマッサージを行い、その方の症状をみて回数や治療方針を決めます。デイサービスやヘルパーさんが入っておられる場合、時間が取れないことや、治療費用のこともございますので、週2回以上が効果的だと思います。
週に1回だと、次の治療まで1週間空きますのでマッサージやリハビリで少し良くなったとしても、1週間の間に元に戻ってしまうという方が多く、症状の改善が難しい場合が多いからです。これに関しても無料体験の際にご相談させていただきます。
Q6.訪問時間は?
6
訪問時間は9:00~18:00。最終受付は18時となります。
Q7.治療時間は?
7
症状によって時間が変わってきますが、1回約20~25分です。
治療前にトイレを済ませておいてください。
Q8.どのような体勢で治療するの?
8
無理の無い楽な体勢で治療いたします。我々が訪問させて頂いているほとんどの患者様は、うつ伏せの姿勢を取ることができても、途中でしんどくなってしまう方が多いので、基本的に横向きで行います。どのような体勢でもリラックスできない場合は治療スタッフにお声掛けください。
Q9.自宅以外の施設などでも治療してもらえるの?
9
施設様の了承がいただければ、訪問可能です。