先日の朝日新聞の記事から こんばんは訪問鍼灸マッサージアイリス治療院の池田です。
朝日新聞の記事からの引用です http://www.asahi.com/articles/ASG8P5339G8PUTFL001.html 介護が必要な高齢者の世話をする家族らのうち、およそ8人に1人が放置や暴言などの虐待経験がある――。そんな調査結果を労働組合の中央組織・連合が公表した。 担当者は「深刻な結果。介護する家族の負担軽減や、相談体制をつくっていくよう国に求めたい」としている。調査は2~4月、自宅で介護する人の意識を調べるため、5160人を対象に実施。1441人から回答があり、そのうち40歳以上の1381人について分析した。介護を受ける人との関係では「子どもまたはその配偶者」が76・3%を占めた。
うーんなかなか信じがたい数字だと思う一方、患者様のご家族の負担を考えると可能性もあるのか・・・
我が国は今、在宅医療を推進していて、できるだけ住み慣れた家庭や地域で療養していこうとする施策を講じています。
そのような中自分の親や家族を自宅で介護するとき誰も好き好んで自分の家族を虐待したい人などいないものと信じています。
しかし一方では24時間365日、介護は毎日のことです。 介護疲れや精神的不安などが、溜まりに溜まった結果間違いを犯すこともあるのかもしれません。
これを考えると一概に暴言を吐いてしまったご家族を一方的に悪いともいいがたいです。
私達は訪問鍼灸マッサージにより、痛みの症状の緩和や関節を柔軟にしたり、 機能訓練などを行い、生活の質を向上してもらうお手伝いをしています。
介護を受ける方が一歩でも自立した生活を目指し、 そのご家族の方たちにも身体的、精神的負担軽減にお役に立つことによって、 負担を少しでも減らすことができればそれは社会貢献となり、 世の中の問題解決に少しでも貢献できているのかとも思います。
しかしそれだけでは、解決したことにはなりません。
地域が一体となって介護者のストレスを発散できる交流をする場を作ったり、将来自分達が経験するかも知れない問題に取り組むべき時期がきているのかもしれません。
近い将来超高齢化社会を迎える日本のもつ大きな問題です。
当院でも今その様な会を持てないかスタッフと話しているところです。
正式に決まれば発表させていただきます。
少しでもたくさんの方々が笑顔になれるように活動し、幸せな時間がいつまでも続きますように。
それが私たちの願いです。