訪問鍼灸マッサージ アイリス治療院の池田です。
突然ですが私、左足がふとももからありません。普段は義足を付けて仕事をしています。
20歳の時にバイクの事故で太ももから切断しました。
現在37歳義足歴17年・・・
慣れたといえば慣れたけど、不便だといえば不便。
しかしいいこともあります。
まず初めて会った人でも義足であることを伝えておけば ほとんどの方がおぼえてくれています。
それと今の仕事でこの経験が大変役に立ちます。 それはなぜか・・・
突然自分の体が思うように動かなくなることのショックは大きく
それを心から受け入れることは並大抵のことではありません。
でも私も経験者なので気持ちはよくわかります。
これ私の経験からくる私の強みです。
この精神をスタッフにも日々伝え、当院は患者様の気持ちに一番近いスタッフが治療しています。
ただ先日困ったことがありました。
僕の前では言わないのですが運動会で自分の父親が走れない悔しさで僕がいない時に娘が母親の前で泣いていたようです。
私としても胸の張り裂ける様な思いでした。自分のことならともかく娘がこんなことで悲しんでいるとは・・・
そこでいろいろ探していたのですが下記の様な義足を見つけました。
「バイオニクス義肢」というようです。
神経を伝達する際にでる微弱な電流を読み取って神経が通っている様な動きをする私にしては夢の様な義足です!
長年義足を愛用していますが、これだけスムーズに動く義足を見るのは初めてです。
動画 http://digitalcast.jp/v/19775/
この映像の中に出てきた方はボストン・マラソンで下肢を失った女性のダンサーでした。
テロによって奪われた彼女のダンスをするという権利を技術によって取り返すという素晴らしいものでした。
- この義肢がいつ手に入れることが出来るのかはわかりませんが、いつか手に入れて娘と自由に走ってみたい!
- それと同時に当院の患者様で歩けない人に、補助できるロボットを開発し、 歩いてもらえることができたらとも思いました。
この2つが私の夢です!