膝痛、浮腫、姿勢不良を考える

こんにちは、訪問スタッフの山田です。最近は朝晩と昼の寒暖差が激しく体調を
崩されている方も多いのではないでしょうか。そして、今週から気温がグッと上がり、
３０°を超える日も出てきますので、熱中症にもお気を付け下さい。
さて、私たちアイリスの訪問スタッフは月に一度『治療会議』というものを開催し、
総勢４０名を超える東京、大阪の全ての訪問スタッフが参加します。
内容はと言いますと、鍼や灸の技術研鑽から、認知症、呼吸器疾患に対する座学、
移乗介助技術練習など多岐に渡ります。先日行われた５月治療会議では、
『症例報告会』が行われ、数名のスタッフが担当している患者様の経過を報告し、
「もっとこうした方がいい！」「なるほど！そんな方法があったか。」など、
様々な意見交換をしました。
今回の症例報告では、『慢性膝関節症』と『浮腫』が改善した報告が挙がり、
どのような施術をしたのか説明がありました。

『慢性膝関節症』と『浮腫』は
現場でもよく出会う疾患ですが、根治させるのがとても難しい疾患です。
しかし、改善例を発表してくれたスタッフの施術方法、考え方を聞き、目から鱗な
ところがたくさんありました。『治療会議』の素晴らしいところは、いろんなスタッフ
から自分にはない視点での話を聞けるところです。患者様を治そうと一生懸命になりす
ぎるあまり視野が狭くなっていたのをいつも気が付かせてくれます。

また、今回は難しい症例である『姿勢不良』による食事困難の報告もあり、
問題解決のために各班から様々な意見が飛び交い、担当者と議論がされました。
このように、『一人の患者様を少しでも良くするために全員が一丸となって考え、
時にはぶつかりながらも問題を解決して行く。』当たり前のことかも分かりませんが、
私たち訪問スタッフにとっては原点であり、一番大切なことだと思っています。
来月の治療会議も今から楽しみですね！