訪問鍼灸マッサージ　アイリス治療院の山口です。

立春が過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続きますね。

手足、冷えてませんか？

私はかなりの冷え性です。

冷えには生姜が効くと良く言われるので、冬になるとついつい何でも生姜を入れたりしてしまいますが、最近使い方によっては逆に冷やしてしまうことを知りました。

そこで、今回は生姜の正しい効能と効果をご紹介いたします。

 

☆生姜の効能と効果☆

身近にある生姜は薬効が高く、薬膳にも人気の、効用ある広い生薬ですね。生姜を食べることで、外部から侵入する異物に対して、防衛機能が高まるんです。西洋では、肉の臭みをとる香辛料や、消化促進に良いハーブとして、中国やインドでは、古来より、湿布剤や、漢方薬として愛用されていました。

生姜の部位や、加工法によって、薬効が異なってきますので、

「生姜＝体を温める！」は、間違いなんですって。

・生の生姜の効果

生の生姜の成分、ジンゲロールには、吐き気をとめる効果もあるといわれており、生姜のしぼり汁は、つわり、乗り物酔いなどに効果があります。末梢血管を拡張する作用と、発汗作用があるのですが、体熱が奪われ、結果的に身体を冷やしてしまう恐れがありますので、私のような冷え性の方は加熱した生姜を使いましょう。

・加熱した生姜の効果

生姜を100℃以下の温度で加熱したり、蒸したりすると、より辛みの強いショウガオールという成分に変わってきます。腹部の血行を高めるため、身体を芯から温めます。冷え性の改善や、ダイエットの為の代謝を高めるには、加熱した生姜を用いるといいですね！

ちなみに、私のお気に入りは寝る前のホットワイン♪

市販のお値打ち赤ワインにスライスした生姜とほんの少し蜂蜜を加えて湯気が立つ程度に温め頂きます。（お好みでシナモンを加えるのも良いですよ）

ワインには有名なポリフェノールという成分が含まれていますよね。ポリフェノールには動脈硬化や、脳梗塞、さらには抗酸化作用もあるので、アンチエイジングにはもってこいの飲み物です。温めているので、アルコール度数は低め。体が芯まで温まりますよ！

 

風邪（発熱がある場合）には、生の生姜をすりおろし、蜂蜜やレモンと一緒にお湯でわって飲むと発汗作用によって汗をかき、熱を下げる効果があるといわれています。

☆注意すること！☆

胃腸の弱い人は、刺激が強いので生食する場合は用量に気をつけましょう。

皆様、今夜も暖かくしておやすみください。

 

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